鳴りを考える

こんばんわ!バンブーの三方(ミカタ)です!

今日は早朝から学生バンドが練習に励んでて
また日の出撮ろうと思ったら一足遅かったです(-.-)
三方は今日5時起きだったんですが昨日の閉店後に
あれこれギターの調整を試して気づいたら
深夜2時過ぎてました(*_*)
眠すぎてカウンター内で仮眠を繰り返してますm(__)m

最近、ギターの鳴りについて触れることが多いので
もう少し鳴りについて深堀した話をしようかと('ω')ノ
分かりやすいようにシンプルにしたつもりが
長文になりました(*_*;

「鳴りが良い」=「生音が大きい」と考えてる人は
多いんではないでしょうか?

誤解を恐れず言うと「生音が大きい」ということは
ボディの響きが大きく倍音が多いことを意味します。
ストラトとエレアコを比べたら
エレアコの方が生音が大きいですよね。
ボディが空洞で音が増幅されやすく
トップが薄く振動しやすいので倍音も出ます。
生音が大きく倍音が多くある「鳴りが良い」と
言われるギターの極端なモデルとして比較です('ω')ノ
ボディが振動しやすいので弦振動が吸収されやすく
サスティーンは短くなります。
エレアコで歪ませたらハウリングも起こしやすいし
ボワーと音がダマになりますよね(;゚Д゚)

で、エレアコに比べるとストラトは
「生音が小さい」「倍音が少ない」ので
所謂「鳴らない」ギターということになります。
でも、エレアコと比べると
ボディが振動しないので弦振動が吸収されず
サスティーンは長くなります。
倍音が少ないので歪ませてもハウリングにも強く
音がダマになりません。

今回は極端な例としてストラトとエレアコにしましたが
このように同じストラトでも違いがある訳です。
ただ単に生音が大きく倍音が多いだけだと
演奏ジャンルや状況によって使いづらくなります(-.-)

何度かブログに書いてる通り「鳴り」には
「弦鳴り」「ネック鳴り」「ボディ鳴り」と大きく3つあり
それぞれのバランスが重要です。
ただ単に生音が大きかったり倍音が多いと
原音と倍音が打ち消し合うポイントも出てきます。

「鳴りが良い」=「生音が大きい」という考えの人は
生音の大小だけで良し悪しを判断していることが多いため
上記例のように倍音が邪魔してないかなど音量以外を
考える必要があります。
でも、それよりも大事なことがあるんです(*_*)

そもそも「調整をちゃんとしてるか?」です( `ー´)ノ

極端な低弦高だとボディに伝わる振動は減って
ボディが鳴らなくなります。
弦高を下げると弦がブリッジ駒を下に押し付ける力が
弱まるのでボディに弦振動が伝わり難くなります。
また、フレットRと比べて弦Rが平らになってる場合も
ダイナミクスが出なくなるため鳴りが抑えられます。
ネックをちゃんとトラスロッドが内部で接地するように
調整をしているかで鳴りも変わるし・・・。
他にも重要なポイントはありますが
「生音の大きさ」だけで良し悪しを判断してる人は
調整で感想が変わることが多いです(゜o゜)
生音の大きさだけで判断していると
せっかくの良いギターを見逃がすかもですよ(;゚Д゚)

でも・・・・極々稀に
この説明を全部覆す全てを兼ね備えたような
モンスターがあるのも事実なんですよね(-.-)
ではでは。。。。。

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