一度の調整でOK??

こんにちは!バンブーの三方(ミカタ)です!

今回はスタジオ利用してくれた女の子のベース調整ですが
とても大事なことがあったので紹介です('ω')ノ

「1弦側が高くなった気がする」とのことでチェックすると
ネックの反りと弦高と弦Rが大きく乱れてました(゜o゜)
なので、ネック調整して弦高は一旦標準の高さに調整して
弾き心地をチェックしてもらいました('ω')ノ

「2.3弦を押さえた時に指板に爪が当たる感触が気になる」
とのことで全体を0.5mm上げて再度チェックです('ω')ノ
で、再度弾き心地を確認してもらうと
「2.3弦は良いけど1.5弦はさっきの方が良いかも」
とのことで全体を0.2ミリ下げて再度チェックです(^^)
つまり最初の標準の設定から0.3mm高くなった状態です。
2.3弦だけ上げ下げしないのは弦Rを崩さないためです(^^)
弾き心地はこれでOKを頂きました('ω')ノ
最後にオクターブ調整して完了です!
調整を繰り返したことで申し訳なさそうに何度も
謝ってたけど全く気にすることじゃないです(^^)

0.数ミリという数字だけ聞くと小さい差ですが
紙一枚の厚みが分かる人間の指先には大きな差です(゜o゜)
計測チェックで楽器の状態を把握することは出来ても
弾き手の「感触」まで把握することは厳しいです(*_*;
女の子は爪を伸ばしたりネイルしてることも多いので
「爪が指板に当たる感触」は女の子に多い悩みでもあり
教えてもらわないと気づかないことでもあります('ω')ノ

「調整し直してもらうのは気が引ける」という考えはせず
「とことん調整してもらう」という考えでOKなんです!
全く「申し訳ない」と思うことはないんです(^^)

日頃の調整で一発OKを頂くことが非常に多いんですが
家で弾くとまた違う点に気づくかもしれません('ω')ノ
落ち着いた環境で弾くと感じ方は変わります。
調整完了してお渡しする度に伝えてますが
バンブーは一週間以内であれば何度でも何度でも
追加料金なしで再調整を受け付けてます(^^)

ただ、忘れてはいけないのは
弾き手に楽器を合わせるのではなく
弾き手が楽器に合わせるという考えを前提として
楽器の調整範囲を超えないようにすることです('ω')ノ
弾き心地のみ優先した極端な低弦高は
楽器の調整範囲を超えた最たる例と言えます。

楽器の許容範囲内で調整を突き詰めることは
非常に大事で感覚を養うことにもなります(^^)
「どんな状態の楽器でも弾ければ良い」という
「弘法筆を選ばず」という考えはカッコいいですが
名人・職人ほど日頃から道具にはコダワリを持って
突き詰めてます(゜o゜)
感覚を大事にしてるからこそ道具の調整やメンテを
人一倍大事にしているんです('ω')ノ

0.数ミリ単位は非常に大きな差です。
軽視せずに自分と楽器にあった調整を見つけては
どうでしょう(^^)
ではでは。。。。

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