差し入れ!

こんにちは!バンブーの三方(ミカタ)です!

今日はJamlto西新で知り合ったお客さんが
差し入れを持って来てくれました(^^)
仕事終わりに美味しく頂きます!
梅ちゃんありがとう!!

で、沢山雑談した中で以前ブログにアップした
リペアマンを目指すきっかけに「感動した」と
話をしてくれたので、また少し感動話ば書こうかとm(__)m
リペアされるギターには特別な思い入れがあることがあります。
その中でも印象に残ってる一本ば。。。

某楽器店に販売員として働きながら店頭リペアもしてた時です。
70~80代くらいのお爺さんが
「なんとか修理お願い出来ないでしょうか?」と
不安そうに尋ねてきました。
とりあえず状態を確認するためにケースを開けたら
ボロボロのビザールギターが入ってました。
ナットも割れてて、ネックは捻じれて反ってるし、音も出ず
パーツも錆び錆びで欠損もしてる状態だったんです( ゚Д゚)
で、細かく状態の説明と買い替えの提案をしたところ
「でも大事なギターで・・・」と。。。。
他店へ行くも「お金の無駄」「買ったほうがマシ」等と
言われて「それでもリペアするなら〇〇へ」と
うちの楽器店を紹介されたとのこと(-"-)
それ聞いた時はハッと自分がリペア断られたときを思いだして
リペアの提案より買い替えの提案をしたことへの後悔と
「お金の無駄」等と言った店員への怒りが湧きましたし
「うちが直したる」という対抗心もあったと思います。
お爺さんの予算では全てのリペアは不可だったので
最低限「音が出る」状態、あとは予算内で収まる限り
ということを提案してリペアを受けました。
ジャンクからパーツ取りしたり、ホームセンターで代用品を
探したりなどなど・・・・約1.2ヶ月( ゚Д゚)
まだ問題は残ってるものの何とか使える状態&各部磨いて
ピカピカの状態まで出来ました(^^)
お爺さんに来店してもらって目の前でケースを開けたら
その時点でお爺さんは泣きそうになってて(;_;)
アンプに繋いで音出た瞬間にボロボロと涙を流して
何度も何度も手を握ってお礼を言われました。
どんな思い入れがあったのか話を聞いたら
お爺さんが若い頃にこのギターでライブしてて
お婆さんがよく観に来てくれてたとのこと(;_;)
少し前にお婆さんが亡くなって遺品整理をしてたら
このギターが出てきて修理したかったとのことでした。
それ聞いて僕も泣きそうなりました(;_;)
それから2.3年位か経ってからですが
スーツを着た年配の方が訪ねてきて
ギター修理を受けてくれたお礼を言われました( ゚Д゚)
お爺さんの息子さんでお爺さん亡くなったとのことでした(;_;)
「凄い喜んでて沢山ギターの話をしてた」とのこと(^^)
お爺さんの名前も顔も覚えてないですが
凄く印象に残ってる一本でした。

ちなみに
今はお客さんのギターを貶す店員はいないでしょうし
福岡にはギターライフのような「リペアショップ」や
ちゃんとした「リペアマン」が駐在している楽器店もありますので
安心して相談してください(^^)

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